【徹底解説】Instagramフォロワーを増やすための企業アカウント運用術

自社のブランディング、さらに購買へとつなげるビジネスツールとしてInstagram(インスタグラム)を活用している企業もここ数年で急激に増加してきています。
しかし、Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントのフォロワーを増やすしていくためには、戦略的な運用、クオリティの高いコンテンツを継続的に発信、データの分析をしていく必要がありマーケティング担当者負担も大きく、インスタグラムの運用に頭を抱えているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
実際、本メディア「魅力Japan」にも、たくさんの企業ご担当者様からInstagramアカウント運用についてご相談いただくことがここ最近では増えきています。
そこで今回の記事では、SNSマーケティングのプロである「魅力Japan」がInstagramのフォロワーを増やしていくための具体的なアカウント運用術を解説していきたいと思います。
自社の運営しているInstagramアカウントのフォロワー(ファン)が増えず伸び悩んでいる際の改善の方法として是非、役立ててみて下さい。
もくじ
フォロワーを増やす前に確認しておくべきInstagramアカウント活用の前提条件
まず、インスタグラムのフォロワー(ファン)を増やす施策をする前に、Instagramアカウント活用の前提条件として重要になるポイントを紹介しておきますので自社のアカウントと比較してみてください。
【写真・動画の投稿が魅力的なことは最低条件】
Instagram(インスタグラム)は画像や動画が投稿のメインであり、画像・動画を通して視覚的に楽しむSNSになりますので、投稿した写真や動画のクフォトジェニックな写真やオリティが高いことは最低条件になります。
企業でインスタグラムを運用していく際はまず、投稿していく画像や動画のクオリティを高めまていきましょう。
クオリティの高い写真を投稿していくことでInstagramアカウントのプロフィール画面全体が見栄えもよくなりますし、Instagramで検索されたときに他の投稿と比べてもユーザーの目を引きやすくなる効果もあります。
【Instagram企業アカウントの世界観を定めて写真・動画の雰囲気を統一させる】
Instagramアカウントの運用で重要な要素の一つとなるのが、フォトジェニックで魅力的な写真や動画に加えて「アカウントの世界観」になります。アカウントの世界観は、Instagramアカウントの「コンセプト」とも言い換える事ができます。
写真のトンマナを統一したり撮影条件を同じにしたり、ブランドのイメージカラーとインスタグラムのイ全体のカラーを合わせる必要があるなどアカウント全体の統一感を演出できます。
ユーザーにインスタグラムを通じて伝えたい自社の商品、アピールしたいブランドからのメッセージは何なのかをまずはっきりさせ、その世界観からブレた投稿はしないようにする事が大切です。
【最新のトレンドをおさえており、投稿内容がオシャレでついシェアしたくなるものにする】
Instagramアカウントを運用し、フォロワー(ファン)を増やしたいていきたいのであれば、トレンドの収集とトレンドを彷彿とさせる投稿を意識していくこともとても重要になります。
トレンドは目まぐるしく変わっていきます。
Instagramは最新トレンドの情報源としてInstagramアカウントをフォローしているユーザーもたくさんいるので、目まぐるしく変わっていくトレンドをつかみ、それを自社商品やブランドと組み合わせてコンテンツとして反映させていきます。
また、トレンドは海外のトレンドが日本へ輸入されることもたくさんあるので、日本国内のトレンドに目を向けると共に海外のマーケットやトレンドにも目を向けて情報収集しておきましょう。
【訴求したいターゲットのペルソナ(イメージ)を明確にする】
Instagramアカウントの世界観を統一するにあたり、ペルソナ(人物の具体的なイメージ像のこと)を設定し自社ブランドの訴求したいターゲットイメージを明確にすることが重要です。
性別、年代、職業、既婚・未婚、収入、住んでいる地域、趣味、集めている情報、悩みやコンプレックスなど、ターゲット像がはっきりすればするほど、そのターゲット像の好む投稿を提供することができるようになります。
画像引用元:@suntory_jp|Instagram|https://www.instagram.com/lafary_jp/
たとえば上記の画像はLafary Shopが運用するInstagramアカウントです。
全体的にパステルカラーをつかった明るく可愛い写真で構成されていて、成人女性をターゲットとしている意図が読み取ることができます。投稿写真の一枚目にカラフルな枠をつけることで、アカウントのコンセプトがはっきりしており世界観、統一感を上手く表現する事ができています。
まずは、フォロワー(ファン)として集客したいターゲットのペルソナをできるだけ詳しく設定し、アカウントの世界観がぶれないように準備しておきましょう。
【投稿内容はウソをつかない】
何よりも重要なポイントになるのは「ユーザーやフォロワー(ファン)に対して誠実であること」になります。
自社の利益を優先するあまり必要な情報を隠して紹介したり、事実を誤認させてしまうようなインスタグラムユーザーに対して誠実ではない情報の伝え方をしていると、SNS上で瞬く間に悪い評判が拡散さてしまい自社ブランドの人気を損なってしまうことになってしまいます。
必要な情報を隠すことは、たとえば飲食店の場合になると、Instagramで紹介されていた人気のドリンクを実際に店舗で注文してみたら、商品単品で頼むことができず、ドリンクとは別に1オーダーの追加注文が必要だったなど、後からフォロワーが不利になってしまう事実を伝えられるような状況になります。
フォロワー(ファン)にとって役立つ情報をわかりやすい形で発信し、フォロワーが満足してもらえて顧客も高まるようなインスタグラムアカウントの運用を心がけていきましょう。
【ユーザーファーストに対してメリットを与える。魅力的な写真や動画に加えて役に立つ情報を盛り込む】
フォトジェニックで魅力的な写真や動画に加えて、最近では「知りたい情報・役立つ情報・お得な情報」が付加された投稿が人気になる傾向が見受けられます。
企業の一般的な店舗のInstagramアカウントであれば、知りたい情報としては以下のものが挙げられます。
- 商品の価格(税込・税別)
- 商品の詳細や商品の一覧
- 営業時間
- お得なキャンペーン情報・クーポン
- お店のある場所とアクセス方法
- お店が比較的に空いている時間帯
などが主に挙げられます。
さらに一歩踏み込んで、役立つ情報としてユーザー目線で親切なコンテンツ作成をしていきましょう。
たとえばファッションブランドのInstagramアカウントであれば、
- アイテムをどのように使えば良いかわかるようにコーディネート写真を豊富に載せておく
- 服の生地の質感・重さ・風になびいた感じなどを動画投稿でわかりやすく伝える
- 様々な身長・体型の人が着るとどのようなイメージになるのかモデルを使って紹介する
などを一緒に投稿しておくことで自身のアカウントを訪れたユーザーは自分が服を着た時のイメージがしやすくなります。
自社が提供している商品画像をアップで見せたい気持ちもわかりますが、「ユーザーが見たい写真」と「自社が見せたい写真」にはずれている場合もあるので注意しておきましょう。
SNS(ソーシャルメディア)ではユーザーに対して「共感」を生み出すことがフォロワー(ファン)獲得につながるため、自社のアカウントを見てほしいターゲットが何を思って自社の投稿を見てくれているのか、どのような悩みを抱えているのかを徹底的に考えていくことが大切です。
自社のアカウントの投稿を見ている人が「これが知りたかったんだ」と思う情報を丁寧に伝え共感を育てることで、ユーザーが自身のアカウントをフォローしておくことに対してメリットを感じてくれるようになり、フォロワー獲得に常げる事ができまます。
Instagramアカウントのフォロワーを増やすための最新トレンドのつかみ方
最新トレンドを発信しているInstagramアカウントはインスタグラムユーザーのトレンドの情報源としてたくさんのフォロワーから重宝され人気なアカウントになります。
自社のブランドイメージの世界観をインスタグラムユーザーに対して訴求することも大切になりますが、「トレンド」という大きな時代の流れに自社のブランドの世界観を乗せることでブランドの人気や認知度を高めることも有効です。
ここでは、Instagramユーザーが興味をもち自社アカウントをフォローしてくれるトレンドのつかみ方、トレンド情報の入手の仕方を紹介していきます。
《「インスタ映え」「フォトジェニック」の定義をアップデートしていく》
Instagramでは写真のクオリティの高さが人気アカウントになる重要な要素になりますが、写真のクオリティ、いわゆる「インスタ映え」や「フォトジェニック」の定義も日々変化していっています。
たとえば、少し前まではレインボーカラーやパステルカラーのキラキラしている雰囲気が「インスタ映え」として人気とされていましたが、ここ最近では淡い色使いでシンプルな雰囲気が好まれる傾向も多くなってきています。
写真を撮影する角度や距離、背景、小物類、人物の有無など、その時々のトレンドにってインスタグラムユーザーの好みが変わってきてしまいますので、トレンドを取り入れた投稿コンテンツを作成するためにも、今はどんな写真が「インスタ映え」や「フォトジェニック」と言われているのかも意識してトレンド情報を収集しフォロワーから好まれる写真・コンテンツを用意しておきましょう。
《人気インスタグラマーの採用しているトレンド情報を参考にする》
人気インスタグラマーの投稿をチェックすしておくこともトレンドを把握する上で参考になります。
たとえばこちらは人気インスタグラマーであるゆうこすさん(@yukos0520)の投稿になります。Instagramで数万~数十万人というフォロワー・ファンを抱えている人気インスタグラマーは情報感度が極めて高く、最新トレンドを役立つ形で発信していくことでたくさんのフォロワー・ファンを獲得することができています。
また、人気インスタグラマーは自身のフォロワーやファンのことを深く理解しているため、自身のフォロワーやファンがどの様な投稿が好きなのか、心をつかんだ写真や動画投稿をしています。
自社商材とイメージがマッチしている人気インスタグラマーのインスタグラムアカウントの投稿をチェックすることで最新のトレンド情報収集とターゲット層への訴求のヒントを合わせて勉強することができるので、とても参考になると思います。
《10代の若い世代のトレンドをつかむ》
時代の「トレンド」は10代などの特に若い世代から生み出されることが多くあります。
これは、若い世代が特に「トレンド」に対して敏感であるとともにデジタルネイティブ世代として情報の共有と拡散にとても活発であることが大きな理由になります。
若い世代ではインターネット、特にSNS(Instagram、Twitter、Facebook)を自身で使いこなしているため、おもしろいと感じたコンテンツや情報はあっという間に拡散されていきます。
そうした10代の若い世代の中で話題となっている「トレンド」が今度はテレビや雑誌などのメディアに取り上げられ、20代〜30代の大人世代に幅広く認知されることで、さらに大きな流行を生み出すことになります。
ですので、10代の若い世代向けのサイトやトレンド雑誌、さらにはTikTokといった若い世代を中心として人気のSNSもチェックするようにし、高校生から大学生にかけての学生や若い世代の間で現在、何が流行っているのかをよく理解することに努めていきましょう。
次に何が流行るのかを「予想」するのではなくて、次に流行りそうな「予兆」を直感として感じ取ることが重要なポイントになります。それを感じ取った上で、若い世代に刺さるトレンドの要素と自社商品やブランドイメージを組み合わせたコンテンツを投稿して話題の拡大を狙っていくのが戦略になります。
特に、若い世代に刺さる要素でいえば「言葉遣い」がコンテンツとして取り入れやすいと思います。
画像引用元:「TT総研 -Teens Trend総研-」|「現役女子高生の2020年トレンド予測および2019年下半期トレンド」
次に流行りそうなコト、コトバ、ヒト、モノなどをあらかじめピックアップておき自社のInstagramアカウントのコンテンツや投稿に生かしていきましょう。
10代の学生や若い世代の心に上手く刺さることさえできれば、大きな話題を生むこととなりSNS上で拡散、シェアされ、自社のターゲット層を含めたフォロワー・ファンを増加につなげる事ができます。
《トレンドが入ってくる国の情報を集めておく》
自社ブランドの属するしているマーケット市場の流行の発信源を調べます。トレンドは日本発祥の場合もありますが、多くのトレンドは海外から輸入されるケースがほとんどです。
わかりやすいトレンドでは、メイクについての最新のトレンドは韓国から入ってきており、今では10代〜20代を中心に韓国風のメイクを参考にしている女性も多く存在します。
自社の商品のマーケティング市場のトレンドはどこの国から輸入されているのか、細かくチェックしておく事が重要になります。
企業アカウントのフォロワーを増やすInstagramアカウントの運用術
ここでは企業アカウントのフォロワーを増やすためにやるべきInstagramアカウントの具体的な運用術について説明していこうと思います。
《プロフィールにはビジネスの概要やブランドメッセージをわかりやすく記載する》
自社のInstagramの投稿を見て企業のプロフィールページを訪れてくれたユーザーは、プロフィールの文章と投稿されている写真・動画の一覧をパッと見てフォロワーになるかどうかを判断していますので、自社のInstagramアカウントのプロフィールページには、ビジネスの概要やブランドからのメッセージ、ブランドのイメージをわかりやすく表記しておくことが大切になります。
尚、Instagramのプロフィールは最大150文字まで入力することができますが、プロフィール文の後半部分は「…続きを読む」と文章の表示が省略されてしまうため、シンプルな文章にまとめ、重要になるメッセージはプロフィール文章の前半に配置した方が訪問してくれたユーザーの目につきやすくなります。
また、自社のサイトへのURLリンク、電話できる問合せボタン、メールアドレス、所在地も設置することができるので、こちらも一緒に活用して自社ブランドサイトや店舗への問合せへの導線も確保しておきましょう。
また、見落としがちでな部分ですが、アカウントのユーザー名には日本語のブランド名も記載しておくことを忘れない様にしておきましょう。
これは、ユーザーがInstagramでブランド名を英語ではなく日本語で検索するとき、記載してあるユーザーネームに日本語が含まれていることで英語表記とあわせて日本語で検索された場合でも検索結果に表示されやすくなるためです。
企業のプロフィールページは訪れたユーザーがアカウントをフォローするかしないかを判断する重要なページになりますので、洗練したプロフィールページを作成しておきましょう。
またビジネスアカウントのプロフィール作成に関しては『Instagramビジネスアカウントへの移行手順と人気企業プロフィール作成』の記事で詳しく記載してありますのでご一緒に参考にしてみてください。
【関連記事】Instagramビジネスアカウントへの移行手順と人気企業プロフィール作成
《投稿の頻度は毎日が望ましいが、コンテンツ・投稿の質を保てる範囲で継続していく》
Instagramアカウントを運用していく上での大きな悩みの一つになるのが投稿頻度が挙げられると思います。
投稿頻度の理想としては、フォロワー(ファン)が習慣や日課として自社ブランドのInstagramアカウントの投稿を見てくれるように毎日投稿するのが理想的ですが、現実的な問題として毎日のInstagramの投稿は難しい場合が多いでしょう。
毎日の投稿が難しい場合には、1日おきもしくは、毎週決まった曜日配信など、インスタグラム投稿の感覚を調整しておきましょう。ただし、Instagramはコンテンツ・投稿のクオリティが高いことが前提にはなるので、写真や動画のクオリティが低い投稿はなるべくしない方が望ましいです。
どうしても投稿と投稿の間隔が長く空いてしまうのであれば、その間隔をInstagramストーリーズでつなぐという作戦もあります。
Instagramストーリーズの24時間経つと自動的に消えてしまう機能のおかげで、自社のアカウントの世界観を壊す事なくフォロワーとのタッチポイントを確保することができます。Instagramストーリーズを上手く活用すればより好感をもってもらえるようなアカウントになるでしょう。
《ハッシュタグを効果的に使用し多くのユーザーの目に触れるようにする》
Instagramの投稿をしていくうえでとても重要になるポイントが「ハッシュタグ(#)」になります。
ハッシュタグ(#)は、インスタグラムの検索機能はハッシュタグに基づいた検索結果になっているので、ユーザーがInstagramで検索する際に使われるため、ハッシュタグを最適化して投稿に付け加えておく事でより多くの人に自社の投稿が目に触れるようになります。
ハッシュタグを使用する際は基本的に、自社商品やブランドのイメージと親和性の高いハッシュタグを設定しておきましょう。
たとえば、東京の原宿でカフェを経営しているアカウントであれば、「#東京カフェ」「#東京カフェ巡り」「#東京グルメ」「#原宿カフェ巡り」「#原宿スイーツ」「#原宿グルメ」など、広い範囲から掘り下げていくと広い検索範囲の検索意図をカバーすることができます。
合わせてブランド名や自社オリジナルハッシュタグも一緒に活用しておきましょう。
自社オリジナルハッシュタグは、インスタグラムユーザーが自社のブランドについて知りたいときにオリジナルハッシュタグがつけられた投稿を一覧表示できるので、ブランドのイメージや雰囲気を感じとることができたり、ブランドに対して理解を深めてもらうことに機能していきます。
また、ハッシュタグ(#)はInstagramでの露出の機会が増える効果があるので、自社オリジナルハッシュタグを一つは付けておくようにしておきましょう。
ただし、オリジナルハッシュタグも作り方によってはハッシュタグがうまく効果を発揮できなかったり、効果が悪化しする可能性もありますので、シンプルかつキャッチーなものを作るようにしましょう。
ハッシュタグに関しては『Instagramで「バズる」ハッシュタグの付け方・選び方を徹底解説』の記事にて詳しく解説していますのでご一緒に参考にしてみてください。
【関連記事】Instagramで「バズる」ハッシュタグの付け方・選び方を徹底解説
【関連記事】企業アカウントがビジネス利用する際のハッシュタグの選び方とは
《フォロワーを巻き込んだコンテンツを作成し話題を生み出す》
フォロワーを巻き込んだコンテンツを作成はファンを獲得するうえで有効な戦略になります。
たとえば、Instagramの投稿で、自社製品2つを並べて「あなたはどっち派?」と、ユーザーに対して質問を投げかるような投稿をします。すると、その投稿をみたユーザーもコメントで反応してくれるためビジネスアカウントとのコミュニケーションが活発になり話題性を作り出す事ができます。
こちらはキリンビール(@kirin_brewery)のInstagram投稿になりますが。新商品を4つ並べて「飲んだ後は「#今日のキリン」とつけてインスタグラムの投稿を」とユーザー投げかけています。
また、Instagramストーリーズには「アンケート機能」があるので、ストーリーズ閲覧者対してに2択の選択肢やコメントを募る形で募集することが可能になっています、この「アンケート機能」を活用してユーザーニーズを把握することに役立てるのも良いでしょう。
Instagramストーリーズの「アンケート機能」はInstagramストリーズのスタンプ(画面上部、右から3つめのにこにこアイコン)よりアンケート機能を追加することができます。
また、ユーザーから収集した質問への回答をInstagramストーリーズを通して質問の回答を行っていくことで、自社アカウントの世界観やイメージが壊れることなく一般ユーザーとコミュニケーションをとることが可能になります。
投稿後24時間で自動的に消えてしまうInstagramストーリーズですが、「ハイライト」機能を使うことによってプロフィール画面上に残しておくことができます。この機能を利用しユーザーかたの質問箱として保存し、ユーザーの悩みを直接的に聞くことができるコンテンツとして残しておく活用方法もありますのでいろんな工夫して自社にあったストーリーズの活用方法を見つけていきましょう。
《フォロワーへの親切心を忘れずに、位置情報タグを入れて所在地がわかるようにする》
店舗、観光地、イベント会場など特定の場所や地域についてのInstagramを投稿する場合には「位置情報タグ」を追加して投稿しましょう。
位置情報タグは、Instagramの投稿上部に表示されます。位置情報タップすることでその位置のマップが表示されます。
位置情報タグを追加する方法は、新規投稿する際の編集画面から設定することができるようになっています。また、過去の投稿に後から付け加えて追加することもできますので必要に応じて位置情報は追加していきましょう。
投稿に位置情報タグを追加しておくことで、Instagramの投稿に位置情報が追加され近くの場所や地域に興味あるユーザーが探しやすくなる利点もあります。
位置情報にあわせてキャプション欄に店舗やイベント会場へのアクセス方法なども記載しておくとユーザーに対して親切でわかりやすく好感がもたれやすくなります。
《フォロワーへのコメントの返信はは丁寧に》
SNSの大きな特徴として双方向のコミュニケーションがとれる点があげられます。
自社のInstagramの投稿に対してコメントがついた際には、感謝の気持ちを伝えるなどしてユーザーとは丁寧にコミュニケーションを取っていきましょう。同じようにコメント欄に質問が来た際にも丁寧に回答しましょう。
Instagramは、実質的に自社・店舗への「入り口」「顔」となっています。対面でもSNSでもお客様には対面時と同じ様に丁寧に接するように心がけていくことで、ユーザーからの信頼獲得につながりフォロワー(ファン)となってもらえるようになります。
またインスタグラムではコメントへの返信をどのユーザーでも見る事ができるので悪い印象は与えない事が大切になります。
《Instagramインサイトによる分析を行う》
インスタグラムの企業アカウントを運営していく中で、ただ闇雲に写真や動画を投稿し続けても、簡単にはフォロワーの増加につなげることはできません。自社の投稿の効果を分析・計測することによってフォロワーや他のInstagramユーザーに好まれるよな企業アカウントやコンテンツ・投稿をブラッシュアップさせることが重要になります。
インスタグラムの投稿データの分析ツールとしては「Instagramインサイト」がInstagram公式から無料ツールとして提供されており、各投稿の数値やアカウントの状況を確認することができます。
画像引用元:Instagram、ビジネスコミュニティ向けのビジネスツールを日本で導入開始|Facebook newsroom
各投稿については、その投稿を通してフォローされた数、リーチ数(何名のユーザーに見られたか)、、プロフィールへの遷移数、いいね!数やコメント数など詳しい結果を自由に確認することができます。また数字を分析していくことでフォロワーから好まれる投稿の特徴を見つけることができます。
アカウントについてはフォロワーの年代、性別、住んでる地域がわかるので、自社ブランド・商品のターゲット層としているインスタグラムユーザーを集客できているかどうかの確認もすることができます。さらに、フォロワーがInstagramをよく見ている時間帯や曜日なども分析する事ができるため、より効果的なタイミングでのInstagram投稿することも可能になります。
Instagramビジネスアカウントを運用していく中での目標が「フォロワーを増やすこ」が目的であれば、はじめはKPIをシンプルに「フォロワーの増加数」として施策を打ち出しておいて、その後自社アカウントのフォロワーがある程度増加してきたタイミングで「自社サイトへの遷移数」をKPIに新規追加するなど一度にたくさん設定するのではなく段階的にに注目していく指標を変えていきましょう。
Instagramアカウント運用を最適化し、フォロワーを増やすための重要なツールになりますので、Instagramをビジネス活用していく場合は必ずInstagramインサイト機能は導入するようにしておきましょう。
またInstagramインサイト機能に関しては『【インスタグラム運用には必須】インスタグラムのインサイト機能とは?』の記事で詳しく解説していますのえご一緒に参考にしてみてください。
【関連記事】【インスタグラム運用には必須】インスタグラムのインサイト機能とは?
Instagramアカウント運用でフォロワーを増やすためのプラスα
さいごに、Instagramビジネスアカウント運用をしてフォロワーを増やしていくにあたって、その他の意識したいポイントや応用のアイデアを紹介していきます。
《Instagramアカウント運用の専任SNSマーケティング担当者をつける》
まず、Instagramアカウントの運用は専任の担当者をつけるのが理想的です。というのも、この記事でも説明してきた通り
- 高品質クリエイティブの作成
- 最新トレンドの情報収集
- アカウントや投稿の分析と改善
- キャプション記述・ハッシュタグの選定と継続的な投稿
- ユーザーとのコミュニケーション
- 新しいコンテンツ企画
など、自社のInstagramアカウントのフォロワーを増やして人気のアカウントにするためにはそれ相応の時間と労力が必要になるためだからです。
他の業務と兼任として担当者をつけた場合、Instagramアカウント運用の優先度が下がりやすくなってしまうため、投稿が雑になったり、とりあえず投稿しただけの内容の薄い投稿になってしまったりと、Instagramアカウントを高いクオリティでの維持が難しくなってしまいます。
専任のSNS担当者によるアカウント運用がどうしても難しい場合にはSNS運用チームとしてアカウント運用することもできますが、その際はアカウントの世界観や統一感がブレないように、コンテンツの内容やコメントへの対応、ターゲットとペルソナ設定など、あらかじめチーム全員でInstagramアカウント運用の方針とルールをマニュアル化して共有しておくようにしましょう。
チームでする際には1人1人Instagramアカウントへの認識は違ってきてしまうとInstagramアカウントもそれに伴い統一感のないアカウントになってしまいますので注意が必要になります。
またビジネスアカウントではじめに決めておきべきルールの設定などは『【インスタの運用ルール】企業アカウントは要注意!』の記事で詳しく記載しておりますのでご一緒に参考にしてみて下さい。
【関連記事】インスタグラムで企業アカウントを運営していく4つのポイント
【関連記事】インスタグラムで企業アカウントを運営していく4つのポイント
《人気インスタグラマー(インフルエンサー)に自社ブランド・商品を紹介やPRしてもらう》
Instagram上で人気のインスタグラマー(インフルエンサー)に自社製品・サービスを紹介してもらう方法もフォロワーを増やしたい際にとても効果的な手法です。
たとえば、以下は人気インスタグラマーである高橋愛さん(@i_am_takahashi)のPR投稿例です。
三島スカイウォークは、歩行者専用としては日本いち長い吊り橋です。富士山や駿河湾が一望でき紅葉が美しいことから、観光スポットとして人気を博しています。
そこで三島スカイウォークは、2016年11月〜2017年1月の期間、第二弾インスタグラム写真投稿キャンペーン「みんなのスカイウォーク」を開催。
その際に、元モーニング娘。の高橋愛さんを起用してSNSでPR活動を行いました。
このインフルエンサーマーケティングにより、インスタグラムで幅広く情報が拡散。「#三島スカイウォーク」というハッシュタグでは、1万件以上の投稿が集まるなどの盛り上がりをみせています。
インスタグラマーによる投稿は、数万人~数十万人という非常に多くのフォロワーへ高い訴求力で情報を拡散し届けることができます。
その投稿に興味を持ってくれた人が企業のInstagramアカウントや商品にに興味を持ちフォローしてくれることにもつながってきますので、効果的なマーケティング手法「インフルエンサーマーケティング」としてここ最近では大きく注目されています。
「インフルエンサーマーケティング」の方法は様々なケースで使う事ができ、自社ブランドの認知拡大やInstagramアカウントのフォロワーを増やす一つのアイデアとして参考にしてみてください。
またインフルエンサーメーケティングについてまとめている記事は下記の載せていきますのでご一緒に参考にしてみてください
【関連記事】【完全ガイド】インスタグラム運用ノウハウと広告の導入と成功事例をすべて解説
【関連記事】【徹底解説】インフルエンサーの探し方とキャスティングする方法
【関連記事】インフルエンサーへの依頼方法と料金相場はどのくらい?【魅力的なPR成功事例】
《UGCをリポストさせてもらいコンテンツを充実させる》
企業がInstagramアカウント運用でのつまずくポイントになるのがコンテンツのネタ探しです。投稿のネタに困っていたら「UGC」を自社アカウントで紹介させてもらうのも一つの手です。
UGC=User Generated Contentsの略
Instagramにおいては他の一般ユーザーの写真や動画投稿のことを指します。UGCを紹介するとは、一言でいえば、他ユーザーの素晴らしい投稿を自分のアカウントにてコンテンツの一つとして紹介させてもらうことになります。
たとえば以下は女性のライフスタイルをまとめたメディア「RiLi.tokyo」のInstagramアカウント(@rili.tokyo)による投稿です。「#レースアップパンツ」というテーマに沿った10名のInstagram一般ユーザーの投稿を紹介して一つのコンテンツを作り上げています。
他の一般ユーザーの作成した素晴らしい写真や動画投稿を自社のInstagramアカウントで紹介させてもらう形になりますので、自社にクリエイティブ作成などの専門的なノウハウがない場合でも自社のビジネスアカウントに魅力的な投稿を増やすことができます。
Instagramのシェアは「リポスト」と呼ばれ、UGCの紹介はリポストを通して行うような形になります。(Facebookの「シェア」に当たります、イメージでいうとTwitterの「リツイート」)
他Instagram一般ユーザーの投稿をリポストさせてもらう際には、使わせていただいたユーザーにお礼を述べたり参照元を記載したりと最低限のマナーがありますので最低限のマナーは認識した上でUGCの紹介は行いましょう。
《Instagramキャンペーンの実施しフォロワーを獲得・ファン化させる》
近年では、さまざまな企業が毎月のようにInstagramキャンペーンを実施しています。
Instagramキャンペーンにもいろいろなキャンペーンの種類がありますが、Instagramアカウントをフォローと「いいね!」するだけでキャンペーンに参加完了となる「フォロー&いいね!キャンペーン」を行うなど、Instagramキャンペーンを通してフォロワーを増やすアイデアもあります。
はとても簡単になっていて、
- イヴレスホスピタリティ公式アカウント( @ivressehospitality )をフォロー
- この投稿に「いいね」をする
この2つで応募完了になるのでたくさんのユーザーが参加しやすいキャンペーンになります。
Instagramキャンペーンでは企業の用意する魅力的なプレゼント賞品や面白い企画が大きな話題を呼ぶ事が多く、たくさんのユーザーに広く拡散されることも期待することができます。
自社ブランド・商品のユーザー露出が増えこれまで以上にフォロワー獲得を狙えるとともに、既存のフォロワーに対しては定期的にメリットや話題性を提供できているため、顧客ロイヤルティの向上も狙うことができます。
短期的にフォロワーの増加が目標の場合や既存のフォロワーのファン化を促す一つ戦略として検討してみるとよいでしょう。
またキャンペーンのなどの事例に関しては『【完全ガイド】インスタグラム運用ノウハウと広告の導入と成功事例をすべて解説』の記事でさらに事例を紹介していますのでご一緒に参考にしていてください。
【関連記事】【完全ガイド】インスタグラム運用ノウハウと広告の導入と成功事例をすべて解説
《インバウンド施策で海外ユーザーをInstagramで認知拡大・集客したい場合ではブランド名と「JAPAN」を組み合わせる》
インバウンド需要が高まっている中、海外ユーザーへの認知拡大や日本への観光客の集客目的でInstagramアカウントを運用しているケースもあると思います。
その場合は、写真や動画のクオリティや投稿コンテンツをターゲット国のニーズに最適化させることが基本になります。ターゲット国のInstagramユーザーが見たい日本の文化と自社ブランドを組み合わせて投稿することで、ターゲット国のInstagramユーザーの関心や興味を高めることができます。
その際、Instagramのプロフィール、ハッシュタグ、投稿キャプション、位置情報の基本的な情報はターゲット国の言語で記載するようにしておきましょう。特に、Instagramの投稿に関してはハッシュタグ(#)の検索を入り口として多くの人が流入するため、ハッシュタグ(#)の最適化には力を注ぐことが重要なポイントになります。
こちらはJNTO(日本政府観光局)のInstagram投稿になります。
JNTO(日本政府観光局)のInstagramアカウントは海外のInstagramユーザーへ日本の魅力を発信することが目的で運用されているアカウントのため、キャプションはすべて英語での表記になっています。ターゲットとしている国のニーズに合わせてたくさんの種類のハッシュタグ(#)がつけられているのも参考にするべきポイントになります。
《生活感を出したりイラストやマンガを活用し広告臭を減らす》
Instagramの自社アカウントに自社ブランドの商品をたくさん載せていると、アカウントから広告臭がしてしまいせっかく訪れてくれたユーザーが投稿に魅力を感じずフォローしてもらえない可能性もあります。
投稿の広告臭を減らすポイントとしては、「商品を生活の中で実際に使用している姿」や「商品が生活の一部に溶け込んでいる姿」を写真や動画で魅せるようにするといいと思います。
以下はウォーターサーバーを提供しているaquaclara(アクアクララ)のInstagramアカウント(@aquaclara.official)の投稿例になります。
自社製品のウォーターサーバーが部屋の一部として生活に溶け込んでおり広告臭なく写真を見ることができます。こちらの投稿に関しては他のInstagramユーザーの写真をリポストした「UGC」を活用したものであることもポイントになります。
Instagramの投稿を通して生活感を感じることができることは、単なる「商品イメージ」から「その商品を使った実際の生活のイメージ」へと投稿の印象がより具体的になるため魅力的な投稿になり、広告臭を感じにくくなる効果があります。
また、広告臭をなくす方法としてイラストやマンガを活用してみるのも一つの戦略になります。漫画やイラストは自由に雰囲気を表現することができるので、Instagramユーザーが好感を持ってくれる雰囲気のコンテンツを提供しやすくなるので投稿を見るユーザーとしても広告臭を感じる事なく投稿を見る事ができます。
まとめ
Instagramアカウントのフォロワーを増やしていくための運用ノウハウについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
ですが、Instagramアカウントの運用はすぐに効果がでるものではありません。高いクオリティの魅力的なコンテンツを定期的に投稿し、ファンとのとコミュニケーションをとり、効果分析をし、地道にアカウントのフォロワーを増やすことがアカウント運用していく上での基本になります。
Instagramの投稿をを通して商品を購入したり、人気スポットに行ったり、観光地へ旅行したりと、Instagramユーザーと企業や地域の接点を生み出しているInstagramはマーケティングを行っていく上でとても重要な存在となっています。
本記事がInstagramアカウント運用、そしてフォロワーを伸ばすための手助けになってくれれば幸いです。
本メディア「魅力Japan」を運営するLIVER株式会社でははインフルエンサーマーケティングを行うために企業のマーケティング活動にご協力させていただいております。
人気インスタグラマーやユーチューバーを起用したキャンペーン拡散やブランディングなどお力添えすることができますので、インフルエンサーマーケティングに興味がある、あるいは実施をご検討の際にはお気軽にご相談ください。