【徹底解説】インフルエンサーの探し方とキャスティングする方法

Instagram、YouTube、Twitterなどの各ソーシャルメディアで活躍している人気インフルエンサー(例えばインスタグラマー、ユーチューバーなど)に自社の商品やサービスを紹介(PR)してもらったり、起業とタイアップしてキャンペーンを行ったりする「インフルエンサーマーケティング」を行い、多くの口コミやその商品についての話題を戦略的に生み出して効果的にマーケティングを施策する企業が近年増加しています。

このインフルエンサーマーケティングを行うためには、まず自社の商品やサービスと相性のよい属性のインフルエンサーを探すことが必要なのですが、具体的にどのようにして自社と相性の良いインフルエンサーを探し出せば良いのかとお悩みではありませんか?

本記事では、インフルエンサーマーケティングを行うためのインフルエンサーの探し方とキャスティングする方法について徹底的に解説していきます。

  1. 自社の商品と相性の良い属性のインフルエンサーを探す方法
  2. インフルエンサーに自社商品ややサービスのPR依頼をする方法
  3. インフルエンサーにPR依頼・キャスティングする際の注意点

 

もくじ

インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングの意味

インフルエンサー マーケティング 意味

まずはじめに、インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングという言葉の意味と、インフルエンサーとインフルエンサーマーケティングについて簡単に解説していきます。

 

【インフルエンサーという言葉の意味】

インフルエンサー 意味

インフルエンサーとは、主にソーシャルメディア(Instagram・YouTube・TikTok・Twitterなど)で数万人・数十万人・中には数百万人という膨大な数のフォロワー(ファン)を獲得していて、そのフォロワーに対して大きな影響を与えることのできる人物のことです。

美容関連・ファッション関連・グルメ関連・旅行関連・スポーツ関連などなど、様々なジャンルのインフルエンサーが存在します。

今では有名人や著名人だけではなく一般人のインフルエンサーも目立つようになってきました。

インフルエンサーは自分自身が得意な分野において専門性や権威性を持ち、フォロワーに対して役立つ有益な情報を発信しています。

関連記事:インフルエンサーとは?3パターンに分けて徹底解説
関連記事:【保存版】SNSインフルエンサーのマーケット用語辞典

 

【インフルエンサーマーケティングとは?】

インフルエンサーマーケティング

上記で説明した「インフルエンサー」

その存在をうまく活用してマーケティングする手法のことを「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれています。

インフルエンサーマーケティングがどんなマーケティング手法かというと、各ソーシャルメディア上で多くの人気を集めるインフルエンサーに企業が自社の商品やサービスのPRの依頼をし、多くのユーザーに認知してもらったり口コミの効果を戦略的に生み出すマーケティングです。

従来のマスマーケティング比較すると、

  • SNSを通して口コミと拡散が期待でき、認知されやすくなる
  • 一般的な広告よりも広告感が少なくユーザーに受け入れられやすい
  • ジャンルが絞られたユーザーに商品を訴求するためターゲティングがしやすい
  • SNS上で行われるマーケティングのためデータの取得でき効果測定がしやすい

上記のようなメリットがあるのが特徴です。

また、インフルエンサーマーケティングについての詳細は以下の関連記事を合わせてお読みください。

関連記事:【インフルエンサーマーケティングとは?】初心者でも5分で理解できるよう解説します
関連記事:【市場規模は4倍に拡大!?】 インフルエンサーマーケティングは今後933億円にまで成長する見通し

 

起用するインフルエンサーの3種類の探し方とそのメリット・デメリット

インフルエンサーマーケティングを取り入れるに当たって、まずはインフルエンサーを探す必要があります。

ここでは、インフルエンサーの探し方を3パターンとそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。

 

【自社でインフルエンサーを探して直接DMで依頼する】

自社でインフルエンサーを探して、DM(ダイレクトメッセージ)などを通して直接インフルエンサーに依頼する方法です。

《メリット》
自社とインフルエンサーとの間に仲介業者がいないので、低コストで直接的なスピーディなやりとりをすることが可能です。また、自社の方向性や広告意図をインフルエンサーに直接伝えることができるので、自社の希望に沿ったPRを行ってもらいやすいというてんもメリットです。

《デメリット》
自社と相性の良いインフルエンサーを選ぶところから、PRの内容の詳細決め、インフルエンサーへの報酬交渉、提供商品の発送、投稿のチェックや効果測定など、インフルエンサーマーケティングにおける施策の全てを自社で行う必要があります。これは自社にソーシャルメディアマーケティング担当部署があれば良いですが、ない場合にはかなりの負担となってしまいます。また、企業からのPR依頼を直接受けていないインフルエンサーもいるため、事務所への連絡をしなければいけなかったり、なかなか希望に沿ったインフルエンサーを起用できない可能性もあります。

《この方法はこんな企業におすすめ》
先ほどもお伝えしましたが、低コストではありますがインフルエンサーマーケティング担当者がいない場合にはかなり時間と手間を要します。

また、インフルエンサー選定の知識やマーケティングの施策を管理し、効果測定できるノウハウを持っている人材がいる企業の場合にはおすすめです。

 

【インフルエンサー検索ツールやサイトを活用して探す】

次に、インフルエンサー検索ツールやマッチングサイトを活用して自社にあったインフルエンサーを探し、依頼するという方法です。

《メリット》
高性能のツールを使用することで、自社のみで選定から効果測定を行うよりも効率的に正確に把握することができます。また、インフルエンサーと企業のマッチングサイトに登録しているインフルエンサーには熱量の高い人が多いので質の高いインフルエンサーを探すことができます。

《デメリット》
インフルエンサーを選定する場合、インフルエンサーとの報酬の交渉や投稿のチェック、提供商品の発送、効果測定などは基本的に自社で選定した場合と同じくこちら側で行わなければいけません。また、マッチングサイトや検索ツールは多くの場合「利用手数料」が発生するので自社で全て行うよりは割高です。インフルエンサーによっては別途ディレクション費用が必要な場合もあるので要注意です。

《この方法はこんな企業におすすめ》
自社ですでにインフルエンサーマーケティングやインフルエンサー選定についてのノウハウがある程度備わっていて、広告費用の予算に余裕がある企業におすすめです。

 

【インフルエンサーキャスティング専門会社や事務所に紹介してもらう】

最後に、インフルエンサーキャスティング専門会社やインフルエンサー事務所にインフルエンサーを紹介してもらう方法です。

《メリット》
インフルエンサー個人個人のフォロワー(ファン)の属性や性質やインフルエンサーマーケティング施策のプロが、自社に合わせて最適なインフルエンサーの選定からマーケティング施策の実施、効果測定までをしてくれます。また、規模の大きいインフルエンサーキャスティング専門企業では多くのインフルエンサーを抱えていることが多く、インフルエンサー側からの応募により質の高いインフルエンサーを選定していくことが可能になります。

《デメリット》
自社とインフルエンサーの間に、キャスティング専門会社が入ることによって自社でインフルエンサーを選定するよりもコストが割高になります。また、事前にインフルエンサーキャスティング専門会社に自社の意図や希望を伝えておかなければ自社とキャスティング会社との間にズレが生じてしまうこともあります。

《この方法はこんな企業におすすめ》
自社にインフルエンサーマーケティングやインフルエンサー選定に関するノウハウがない、ノウハウを持っている人材がいない、過去に自社独自でインフルエンサーマーケティングをを実施したが効果を実感できなかったなどの企業に有効です。

関連記事:【メリット・デメリット】自社でインスタグラマーをキャスティングする際の3つの方法

 

自社と相性の良いインフルエンサーの具体的な探し方

インフルエンサー 探し方

ここまで、自社で起用するインフルエンサーの探し方と、それぞれのメリット・デメリット解説してきました。

ここでは、先ほどご紹介したインフルエンサーを探す方法に共通するインフルエンサーの探し方の基準となる基本部分について解説していきます。

(※インフルエンサーキャスティング専門会社やインフルエンサー事務所からインフルエンサーを紹介してもらう場合は、これから解説する基準を考えよく吟味した上でインフルエンサーを紹介してもらえます。)

 

【1. 自社の商品・サービスを訴求したいターゲット層を明確にする】

まずはじめに、自社がPRしたい商品・サービス・ターゲットを明確にしていきます。

年齢・性別・職業・家族構成・収入・住んでいる地域・既婚・未婚・趣味・悩み・コンプレックス・好きなことなど、自社の商品やサービスを訴求する上でまず最初にターゲット層をはっきり明確にすることで、これから選定し起用するインフルエンサーのイメージを同時に明確にすることができます。

 

【2. 起用するインフルエンサーのイメージを明確にする】

自社の商品やサービスをアピールしたいターゲット層が決まったら、起用するインフルエンサーのイメージを具体化します。

例えば、自社の商品が20代向けの美容サプリである場合には率直に「20代で美容や健康をテーマに発信しているインフルエンサー」がイメージできますよね。

さらにその美容サプリが「家事や子育てで忙しいママ向けの美容サプリ」である場合には、「20代のママインフルエンサー」を起用することでさらにアピール力が高いPRになると言えるでしょう。

  1. どのようなインフルエンサーにを起用したいか
  2. どのような形でPRしてもらいたいか

などをイメージし、自社が検討している施策の内容と合わせてアピールしたいターゲットに強く刺さるよう訴求できるよう明確にしましょう。

 

【3. 自社のイメージに沿ったインフルエンサーをSNSなどを使って探す】

ここまでで、自社の商品やサービスを訴求する層と、起用したいインフルエンサー像が明確になりました。

続いては、起用したいインフルエンサーのイメージをもとに、実際にインフルエンサーを選定する作業に入っていきます。

Instagramをはじめ、YouTubeやTwitterなど各SNSには「検索窓」が設置されているので、その検索窓に自社ブランド名や商品名・サービス名・そこに近いキーワードやハッシュタグ(#)で検索して起用するインスタグラマーの候補者をピックアップしていきます。

インフルエンサー 探し方

この時に、検索をしてリサーチするポイントとして商品名やサービス名などの直接的なキーワードと合わせて、関節的にインフルエンサーの属性やジャンルを表したキーワードも含めてリサーチすると検索の幅が広がりヒットする情報が多くなります。

たとえば、自社の商品が「20代のママ向け美容サプリ」であれば、

直接的に属性を表すキーワード:「美容サプリ」「健康サプリ」「20代」「育児」「ママ」など
間接的に属性を表すキーワード:「美容好き」「オーガニック」「肌荒れ」「20代ママファッション」「赤ちゃんのいる暮らし」

このように関連するキーワードでも調べることによって、様々な観点から自社に適したインフルエンサーを探すことが可能になります。

また、Instagramの場合には、いろんなインフルエンサーの投稿につけられているハッシュタグをたどっていき検索の幅を広げることもとても有効です。

 

【4. インフルエンサーの世界観が自社ブランド・商品と相性が良いかを確認する】

GoogleやYahoo!などの検索エンジンやSNSのキーワードやハッシュタグ検索で、自社のイメージにあったインフルエンサーを発見したら、そのインフルエンサーが普段どのような投稿をしているのか内容をチェックしましょう。

ここでは、そのインフルエンサーの投稿している写真や動画の世界観や魅せ方が自社の商品やサービスとマッチしているかどうかを確認します。

見事自社のイメージとインフルエンサーの世界観が一致していれば良いですが、必ずしもそうとは限りませんよね。

自社ブランドや商品とインフルエンサーの世界観や魅せ方がマッチしていない場合、そのインフルエンサーに自社のものをPR投稿してもらったとしても、その投稿をみたユーザーに不快感を与えてしまいマーケティング効果が薄れてしまう可能性があります。

ですが反対に、自社ブランドや商品と相性の良いインフルエンサーを起用することができれば、PR投稿でありながら自然なPRができるのでフォロワーの共感を生みやすくマーケティング効果を高めることができます。

PRを依頼するインフルエンサーと自社ブランド・商品・サービスの相性や世界観の一致は、インフルエンサーマーケティングを行う上で非常に大切な要素になりますので意識しておきましょう。

 

【5. インフルエンサーの普段のエンゲージメント率を確認する】

上記で解説した通り、インフルエンサーの世界観や魅せ方と合わせてインフルエンサーの普段の投稿のエンゲージメント率を確認しましょう。

エンゲージメント率とは、インフルエンサーのフォロワー数に対して得られている投稿への反応(いいね!やコメント・シェアなど)割合のことです。

エンゲージメント率=(いいね数+コメント数+シェアなど)/フォロワー数

インフルエンサーのフォロワー数に対してエンゲージメント率が高いインフルエンサーは、PR投稿にも良い印象の反応をしてくれる人が多い可能性が高いです。

投稿に反応してくれている=その投稿を見てくれていると捉えることができるので、エンゲージメント率をはかるということは効果測定する際の大切な指標にもなります。

また、

また、こちらの画像ようにフォロワー数が少なくてもエンゲージメント率が高いインフルエンサーの方が、フォロワー数が大きいインフルエンサーに比べて施策効果が大きくなるという場合もあるので一概にフォロワーの多いインフルエンサーを選べば良いというわけではありません。

インフルエンサー 質 フォロワー

インフルエンサーのエンゲージメント率を確認することは、インフルエンサーマーケティングの費用対効果を高める大切な要素のひとつになります。

フォロワー数と合わせて確認しましょう。

 

【6. 該当インフルエンサーの投稿へのコメントを確認する】

自社で起用するインフルエンサーを選定する際には、該当インフルエンサーの普段の投稿へのフォロワーからのコメントも確認しましょう。

もし、インフルエンサーがフォロワーからもらったコメントに対して丁寧にコメント返信をしているようなら、インフルエンサーとフォロワーとのコミュニケーション関係が良好であることがわかります。

コミュニケーション関係にあわせて、インフルエンサーの投稿に寄せられているコメントを分析してフォロワーの購買意欲の高さはどうであるかを確認することも大切です。

例えば、インフルエンサーの使っている物や洋服をに対して「どこのブランドですか?」「どこで購入できますか?」「私も欲しいです!」といった商品に対する購買意欲の高いコメントが多いようなら、そのインフルエンサーの紹介する商品に興味のあるフォロワーが多いと考えられますよね。

反対に「今日も可愛いですね」「笑顔がいいですね」「可愛くて癒されます」のようなインフルエンサー自体へ向けられたコメントが中心にされている場合は、インフルエンサーの周りの物や紹介する商品よりも、インフルエンサー自体に興味があるユーザーが多いと考えられるので購買意欲は低いと想定されます。

インフルエンサーマーケティングにおいては、フォロワーにインフルエンサーの紹介する商品やサービスに注目してもらうことが目的になりますので、インフルエンサーの紹介する商品に興味のあるフォロワーが多いというのが理想の条件です。

 

【7. インフルエンサーのフォロワーの属性を確認する】

フォロワーの属性というのは、「そのインフルエンサーのフォロワーにどのような人が多いのか」ということです。

具体的には年齢・性別・職業・住んでいる地域・そのユーザーがアクティブな時間帯などがフォロワー属性を見極める時の要素になります。

インフルエンサーマーケティングは、起用したインフルエンサーのフォロワーへ自社ブランドや商品・サービスをアピールするため、自社のターゲットとインフルエンサーのフォロワーの属性が近いことが理想です。

InstagramにおけるInstagramのフォロワーは、インフルエンサーのプロフィール画面から確認することができますので、外部からでもフォロワーにどのような人がいるのかを確認することが可能です。

フォロワー 確認

Instagramであれば「Instagramインサイト」、Twitterであれば「Twitterアナリティクス」といった形で各SNSには自分のフォロワー属性を確認できる分析ツールが公式から提供されていますので、候補がある程度絞られてからインフルエンサーに直接聞いてみるのも良いでしょう。

関連記事:【インスタグラム運用には必須】インスタグラムのインサイト機能とは?

 

自社と相性の良いインフルエンサーを探すのはだんだん難しくなってきている

インフルエンサー 選定 難しい

ここまでで、自社ブランドや商品・サービスにと相性の良いインフルエンサーを探す方法を解説してきました。

ではここであらためてインフルエンサーの探し方をまとめておきますね。

  • 自社の商品・サービスを訴求したいターゲット層を明確にする
  • 起用するインフルエンサーのイメージを明確にする
  • 自社のイメージに沿ったインフルエンサーをSNSなどを使って探す
  • インフルエンサーの世界観が自社ブランド・商品と相性が良いかを確認する
  • インフルエンサーの普段のエンゲージメント率を確認する
  • 該当インフルエンサーの投稿へのコメントを確認する
  • インフルエンサーのフォロワーの属性を確認する
  • 自社ブランドや商品・サービスと相性の良いインフルエンサーの探し方について紹介してきましたが、個人でインフルエンサーを探すとなるととても手間のかかる、大変な作業が伴うことを注意しておきましょう。

    2020年5月現在、去年の秋ごろからInstagramの「いいね!」数が表示されなくなる仕様に変化し、外部から「いいね!」を通してのエンゲージメント率の確認が難しくなっている状況です。(現在はPCブラウザ版にて確認できますが、今後どうなるかはまだ不明です)

    また、フォロワーを購入して増やす、いわゆる「フォロワー買い」によりフォロワー数を水増ししているインフルエンサーが存在するのも事実です。

    このようなフォロワー買いをしているインフルエンサーを商品やサービスのPRに起用してしまうと、自社が期待するマーケティング効果が得られない可能性が高いので、フォロワーの見極めをすることもとても大切です。

    先ほども解説したように、GoogleやYahoo!といった検索エンジンやソーシャルメディアを利用してインフルエンサーを探すことももちろん可能なのですが、現実的にはやはりインフルエンサーキャスティング専門の企業に依頼する方が手堅く無難だと言えるでしょう。

    以下の関連記事で、フォロワー買いをしているアカウントを見抜く方法やインスタグラマーキャスティングの方法などを解説しているので合わせてご覧ください。

    関連記事:インフルエンサーのフォロワー買いは見抜ける【調べる方法を徹底解説】

    関連記事:【メリット・デメリット】自社でインスタグラマーをキャスティングする際の3つの方法

     

    企業がインフルエンサー依頼しPRしてもらう流れ

    インフルエンサー PR

    無事にインフルエンサーを探して選定することができたら、次に起用したインフルエンサーに自社ブランドや商品・サービスをPRしてもらうための流れに剃って段取りを組みます。

    実際にPR投稿に至り、結果が出るまでの具体的な流れとしては以下の通りです。

    1. インフルエンサーとPR契約を結ぶ
    2. 最も重要!PR内容の打ち合わせ
    3. インフルエンサーによるPR投稿を実施
    4. 投稿の効果レポーティング

    それでは、順番に解説していきます。

     

    【1. インフルエンサーとPR契約を結ぶ】

    自社ブランド・商品やサービスと相性の良いインフルエンサー候補者の選定が完了したら、インフルエンサーへ依頼をします。

    その時にインフルエンサーに伝える内容としては、

    1. どのような理念の企業なのか
    2. どのような商品やサービスのPRをしてもらいたいのか
    3. なぜあなた(インフルエンサー)を選んだのか
    4. 報酬はいくらなのか

    など、誠意を持って依頼しましょう。

    各企業のインフルエンサーマーケティング担当者から直接インフルエンサーへDM(ダイレクトメッセージ)で依頼送することもできますし、インフルエンサー検索ツールやインフルエンサーキャスティング専門会社を通しているならそれらの会社をを通して連絡をとることもできます。

    上記で解説したキャスティング方法と合わせて、自社の状況に沿った方法で進めていきましょう。

    ただし、インフルエンサー側から自分とは世界観と合わない、PRのスケジュールが合わないなどといった理由からお断りをされる場合もあります。

    そのときは無理強いせずに別の候補として上げているインフルエンサーへ依頼をしてみましょう。

    企業とインフルエンサーの間でお互いが合意したら、契約を結びます。

     

    【2. 最も重要!PR内容の打ち合わせ】

    インフルエンサーとPR案件の実施についての契約をしたら、フォロワーへ伝えてもらいたい商品やサービスの特徴、写真・動画の構成、投稿のスケジュールなど、企業が希望するPRイメージや実際の実施方法についてインフルエンサー側の意見も取り入れながら打ち合わせしていきましょう。

    インフルエンサーマーケティングではこの打ち合わせの段階が非常に重要となります。

    例えば撮影する写真に限っても、物だけを撮るのか、引きの写真かアップの写真か、インフルエンサーとは一緒に写真を撮るのか、画角はどうするのかなど様々なパターンがあります。

    その他、例えば旅行で観光スポットやアクティビティの魅力をPRしてもらう場合なら、雨が降った時はどうするのか、現地までの交通費や宿泊費はどうするか、旅行中の食費などの経費はどうするのか、旅行先の宿の手配は誰がするのかなど、細かく決めておかねばならないことが意外と多いです。

    インフルエンサーにPRをお願いして終わり!というわけではなく、依頼主(自社)も一緒になってPRの方法からPR完了までの過程で必要になるものについてしっかり考えていく必要があります。

    インフルエンサーから不信感を抱かれないためにもしっかり対応し、共有しておきましょう。

     

    【3. インフルエンサーによるPR投稿を実施】

    細かく打ち合わせした内容をもとに、インフルエンサーが自社ブランドや商品・サービスについてのPR投稿を実施します。

    企業が希望するタイミングで投稿されているか、写真や動画、テキスト、ハッシュタグなどがきちんとしているかどうかをチェックするようにしょう。

    とはいえ、あまり企業の要望ばかり押し付けてもインフルエンサーの世界観や魅せ方を壊すことになりかねないので、その辺りの兼ね合いは考えましょう。

     

    【4. 投稿の効果レポーティング】

    インフルエンサーにPR投稿を実施してもらってからある程度の期間がたったら、効果測定を行います。

    インフルエンサーキャスティング専門会社に依頼している場合は効果測定までやってもらえる場合がほとんどなのでそこはプロにお任せして、その結果を元に自社で改善策を講じ、PDCAを回していきましょう。

    各ソーシャルメディアではそれぞれの投稿の「閲覧数」「エンゲージメント数」といったパフォーマンスを見ることが可能です。

    インフルエンサーに依頼してそのパフォーマンスデータを提供してもらい、今回のPR投稿の効果測定と分析ができ、次回以降再度インフルエンサーの起用したPRをする時に役立てることができます。

    その際、効果測定をしっかり行うためにあらかじめ目標とするKPIを設定しておくことがとても重要です。

    目標とするKPIがないと、目標を達成できたかどうかもわからないのでしっかり設定しておきましょう。

    関連記事:【効果測定】InstagramにおけるKPIの設定方法

     

    インフルエンサーマーケティングによって発生するリスクを回避する必要がある

    インフルエンサーマーケティング ブランド

    多くのユーザーに対して効果的にマーケティング活動を行えるという点でインフルエンサーマーケティングは従来のマーケティング手法と比較してもとても優れています。

    しかし、上記で解説したような工程を無視して思いつきで実施してしまったり、企業とインフルエンサーの間で打ち合わせがしっかり行われていなかったりその他詳細事項の取り決めを怠ってしまったら思わぬトラブルに直面してしまう可能性があります。

    ですのでインフルエンサーマーケティングを実施する際には、以下のリスクを十分理解した上で企業やインフルエンサーが傷つかないよう慎重に実施することがとても重要です。

    インフルエンサーマーケティングを行う上で理解しておくべきリスクは主に以下の2つです。

    • ブランドの信用をなくす重大なリスク
    • マーケティング効果を下げてしまうリスク

    この2つを回避しつつマーケティングを行うことが施策を進める上で重要になります。

     

    【ブランドの信用をなくす重大なリスク】

    ひとつ目にインスタグラマーによる、不適切な商品PRにより投稿が炎上してしまい企業・ブランド・商品に対する信用を損なうというリスクです。

    ブランドの信用をなくすことつながる要因例▼

    1. ステマ(ステルスマーケティング)
    2. マイナスイメージを持つPR投稿
    3. 公序良俗に反した行為(常識的におかしいと思う投稿)
    4. 過度な商品PR(実際の商品の効果や性能を盛って投稿する)

    このような要因があげられます。

    該当インフルエンサーが炎上するだけでなく、依頼主(自社)のブランドや商品・サービスに対する信用を失うことになりますので注意しましょう。

     

    【マーケティング効果を下げてしまうリスク】

    次に、実施したPRの効果が想定していたよりも低くなってしまう、あるいは思わぬトラブルにより想定以上に金銭的にも時間的にもコストがかさんでしまい、費用対効果が低くなるというリスクです。

    マーケティング効果を下げる事象の例▼

    1. PR実施までスケジュールに余裕がなかったので、急なトラブルに対応できずにスケジュール通り投稿できなかった
    2. 投稿日時の打ち合わせが不十分だったため、ターゲットユーザーがアクティブでないタイミングで投稿してしまった
    3. 投稿内容の打ち合わせが不十分だったため、ブランドの世界観を上手くアピールできず逆にに違和感を与えてしまった
    4. イベント当日の動きの打ち合わせができていなかったので、立ち寄ってほしいブースに来てもらえなかった
    5. 全体的な内容の打ち合わせができていなかったため、追加の大きな変更や修正が発生し追加で支払いが必要となってしまった
    6. 投稿内容の打ち合わせができていなかったため、企業は動画でのPR投稿をイメージしていたが実際は写真による投稿で商品の使用感をユーザーへ上手く伝えられなかった

    このようなものがあげられます。

    せっかく広告費をかけてインフルエンサーを起用したのにもかかわらず、このようない結果になってしまっては意味がありませんよね。

    しっかり事前に打ち合わせをして、良いPR企画にしていきましょう。

     

    インフルエンサーを探して案件のやりとりをする際の5つのポイント

    インフルエンサー 案件

    ここまで、インフルエンサーを起用したマーケティングの方法とそのリスクについて解説してきました。

    本記事では最後にインフルエンサーマーケティング実施するに当たって、リスクを回避しその施策の費用対効果を高めるためのポイントを紹介していきます。

    ぜひ自社でインフルエンサーマーケティングを実施する際に、トラブルの発生を防ぐために実践してみてくださいね。

     

    【1.インフルエンサーとはビジネスパートナー誠意を持って対応ををする】

    インフルエンサーは一般的に大きな企業ではなくソーシャルメディア上で影響力のあるとされる一般人なのですが、企業だから・個人だからという違いでの上下の見方をするのではなく、絶対にビジネスパートナーとして対等に接するようにしましょう。

    依頼主とインフルエンサーお互いが協力し合うことによって、PR活動を円滑でスムーズに進めることができ、インフルエンサーにとっても気持ちよく仕事ができる環境になるので、最大限の力を使ってPRしてくれるようになります。

     

    【2. ステマ(ステルスマーケティング)にならないように注意する】

    ステマ(ステルスマーケティング)とは、PR投稿(画像・動画・投稿文・口コミ・レビューなど)であるにも関わらず、宣伝であることを消費者に気づかれないように宣伝を行う行為のことです。

    ステマに関しては一瞬で自社のブランドの信用を失う重大なリスクがあるため、インフルエンサーマーケティングを行う際は絶対にインフルエンサーと企業との関係性を他のユーザーがわかるように明記し、広告であることをインフルエンサーに明確にしてもらいましょう。

    たとえば、以下のようをテキストやハッシュタグを利用してインフルエンサーに投稿してもらいます。

    1. 「#pr」「#pr案件」「#広告案件」
    2. 「○○(企業名・商品名など)さんから新商品を提供していただきました」
    3. 「○○(企業名・商品名など)さんのイベントに招待していただきました」
    4. Facebookページを選択してリンクさせる

    また、投稿文とハッシュタグなどをあわせて記載することによって、他のユーザーががインフルエンサーによる広告であることがわかりやすくなりますね。

    関連記事:【ステマ防止】ステルスマーケティングは絶対にNG!炎上を回避する方法

     

    【3. インフルエンサーの世界観を信頼してある程度の自由度を与える】

    インフルエンサーはソーシャルメディアにおいて、自分のファンの心をつかむ魅力的な写真や動画を提供をするプロフェッショナルであり、ソーシャルメディアにおける自分の魅せ方、また自分のフォロワーが反応しやすいアプローチ方法を企業よりもよく理解しています。

    依頼主である企業側は、「この商品はこういう見せ方をしてほしい」など、どうしても自社が望む投稿方法や要望を押し付けてしまいがちですが、それがもしインフルエンサーの普段の投稿の世界観とずれた投稿であった場合、フォロワーが違和感を感じで反応が悪くなってしまう可能性があります。

    ですので、ある程度インフルエンサーのコンテンツの制作自由度を高くすることも大切で、それが直接インフルエンサーが最大限のパフォーマンスを発揮してくれることにつながります。

    関連記事:インスタグラマーとは?定義や収入を解説

     

    【4. 投稿前に買いてもらったPR投稿の下書きを事前にチェックする】

    インフルエンサーがSNSへ投稿する前に、可能であればPR投稿の下書きを事前にチェックしておきましょう。

    理由としては、企業が依頼したPR投稿のイメージと実際の投稿内容にずれている部分がないかお互いに確認するためです。

    もし複数人のインフルエンサーを起用している場合は、担当者は下書きをチェックする手間が増えることになりますが、確実に施策の効果を得るためには手間と思わずにしっかりとチェックすることをおすすめいたします。

    もしも企業側から、あらかじめ取り決めた投稿内容から変更してしまったり追加要素を求める場合(基本はあってはならない)にはそれに見合った支払いをする必要があるので、やはり最初の段階で事前の打ち合わせをきちんと行っておきましょう。

     

    【5. PRスケジュールに余裕をもって依頼し進行する】

    インフルエンサーに対して、PRのスケジュールは余裕を持って依頼するようにしましょう。

    理想としては3週間〜1ヶ月ほどの余裕をみておくのが無難です。

    企業が商品をインフルエンサーへ提供する場合には、必要な商品を準備して梱包して発送する時間もかかりますよね。

    早めに商品を発送した場合でも、インフルエンサーが何かの都合で商品を受け取れていなかったり、住所が間違っていて返送されたり、商品が破損してしまっていて機能しないなど予期せぬトラブルはいつ起こるかわかりません。

    店舗へ来店してもらう場合の形式なら、インフルエンサーが来店可能な日にちや時間はいつなのか、予定をあらかじめ確認してお互いに日程を確保しておく必要もあります。

    PR投稿の日程間近になって企業とインフルエンサーがお互い噛み合わないなんていうことがないように、余裕をもって準備するように心がけましょう。

     

    まとめ:【徹底解説】インフルエンサーの探し方とキャスティングする方法

    インフルエンサー キャスティング まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    本記事では、自社でインフルエンサーマーケティングを施策する際のインフルエンサーの探し方とキャスティングの方法について解説してきました。

    近年とても多くの企業に注目され実施されているインフルエンサーマーケティングですが、インフルエンサーを探し、選定・PRを実施するまでの流れの中にはとても多くの工程があります。

    自社のもつマーケティングノウハウや広告予算などとあわせて、自社にあったインフルエンサーの探し方やPRを実施する方法や流れを検討してみてくださいね。

    もしもインフルエンサーマーケティングの実施に関して疑問点などがございましたら、本メディア「魅力JAPAN」を運営しているLIVER株式会社までお気軽にお問い合わせください。

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