幕末の転換点!福島県で見るべき歴史観光スポット!

徳川幕府に忠誠を誓い、
最後まで幕府のために戦おうとした「旧幕府」派と、
新しい制度、新しい国をつくろうとした「明治新政府」派とが、
まさしく日本の命運のために戦った「戊辰戦争」は、
紛れもなく日本の歴史の大きな転換店でした。
東北の地、福島県には、この戊辰戦争をはじめとして、
多くの歴史スポットがあります。
福島県内にある歴史・文化を訪ねる観光旅行には、
事前の下調べが欠かせません。
美しく凛とした佇まい
「鶴ヶ城」
福島県会津若松市にある「鶴ヶ城」は、
戊辰戦争の際に会津藩士をはじめとした
東北諸般の旧幕府軍が籠城戦を行った城です。
この鶴ヶ城では激しい攻防戦が
繰り広げられたことで知られており、
1965年に再建された城内では、
当時の戦闘の様子や資料などが展示されている資料館
となっています。
歴史の知識を得られることはもちろん、
美麗な城は四季折々の美しさの中で
凛とした佇まいを見せています。
天守閣は展望スポットにもなっており、
城の四方を見回すことができます。
・名称:鶴ヶ城
・住所:福島県会津若松市追手町1-1
・営業時間:8:30~16:30(閉館17:00)
・定休日: 無休
・電話番号:0242-27-4005
・サイトURL:http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html
白虎隊最後の地
「飯盛山」
「白虎隊の悲劇」という事件名を
聞いたことがあるという方は少なくないでしょう。
鶴ヶ城から出撃した16歳前後ともいわれる少年兵たちが、
防衛拠点から撤退してきたのがこの「飯盛山」という小高い山です
。
白虎隊の隊士たちはここから、
炎上する鶴ヶ城を見て、
すでに鶴ヶ城が落城したと考え、
自刃したとされています。
飯盛山は白虎隊士たちの墓所であると同時に、
「白虎隊記念館」が併設されています。
飯盛山の山頂へ至る石段は183段、
歩いて登ってもよいですし、
スロープコンベアを使っても登ることができます。
・名称:飯盛山
・住所:福島県会津若松市一箕町八幡弁天下
・電話番号:0242-23-8000
・サイトURL:http://www.iimoriyama.jp/iimori.html
南北朝時代に築城
戊辰戦争の舞台にもなった
「白河小峰城」
白河小峰城は、
白河市にあるお城で、
国の史跡として指定されています。
もともとは南北朝時代の1340年に築城されたものとされており、
1629年に大改築が行われ、
1632年に完成しました。
以降、7家、21代にわたって城主が交代していましたが、
1868年には戊辰戦争の舞台となり、
同戦争における大規模な戦いとして知られる
「白河口の戦い」の舞台となりました。
1952年以降は野球場として使用されていましたが、
1991年から復元が行われ、
2006年には日本100名城に選定されるほどの認知度となりました。
城は当時の建築様式を忠実に再現していることで知られています。
・名称:白河小峰城
・住所:福島県白河市郭内
・営業時間:見学自由(外観のみ)
・定休日: 無休
・電話番号:0248-22-1147
・サイトURL:http://shirakawa315.com/sightseeing/komine.html
安積開拓の拠点!
「郡山市開成館」
郡山市開成館は、
郡山市にある福島県の重要文化財です。
戊辰戦争が集結し、
東北の地の開発が推し進められる中、
郡山市の「安積野」は、原野となっていました。
その安積野を開拓するため、
猪苗代湖から水を引き、
周辺の「開拓」事業が行われました。
郡山市開成館は、
安曇開拓の事務所が置かれたほか、
区会所として使用されていた建物で、
現在は安積開拓の資料などが中心に展示されています。
事前に予約してから訪れると、
案内ボランティアが開拓の歴史を紹介してくれます。
・名称:郡山市開成館
・住所:郡山市開成3-3-7
・営業時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
・定休日: 月曜日・年末年始12月28日~1月4日
・電話番号:024-923-2157
・サイトURL:https://www.bunka-manabi.or.jp/kaiseikan/
まとめ
福島県は、
日本の中心であった関西や東京から見ると、
東北地方の入り口という地理的な特徴があります。
そのような条件から、
日本の歴史においても変化の中心となってきたという経緯があります。
福島県へ歴史を探訪する旅を行うのであれば、
この記事に挙げたスポットなども
その候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
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